2019年12月3日火曜日

ORA-12518: TNS: リスナーはクライアント接続をハンドオフできませんでした

Oracle12cでリスナー経由で接続しようとしたところ以下のメッセージが出力されて接続できないとの質問された時の備忘録

ORA-12518: TNS: リスナーはクライアント接続をハンドオフできませんでした

リスナー(listener)は正常に動作しているようなのでlistener.logを確認してみると上記メッセージ以外に

TNS-12560: TNS: プロトコル・アダプタ・エラー
TNS-00534: 接続所有権の子への権限付与に失敗しました。
64-bit Windows Error: 10022: Unknown error

ORA-12518で調べるとメモリやらセッション数等に係わる情報があるものの今回の事象に該当しなさそう、他のエラーで気になった所有権・権限付与が気になりOracle関連の実行ユーザグループを稼働中の別のサーバを確認してみると実行ユーザにはORA_INSTALLとORA_OraDB12home1_DBAセキュリティグループのメンバーになっているのに今回のサーバにはORA_OraDB12home1_DBAセキュリティグループにしか属していない・・・。

ORA_INSTALLグループにも属した上でサービスを再起動(実際はOSごと再起動)させて接続してみたところ見事解決!!

Oracleサービスの実行ユーザはインストール途中の画面で作成することも出来るはずだが今回はインストールした人が事前に手動で作成した際に属するグループが不足していたのかな???