2021年5月13日木曜日

ChromebookのLinux(ベータ版)日本語環境(日本語入力)

Linux(ベータ版)も無事動作しているのでこの後インストールする予定のVisual Studio Codeのためにも日本語化(日本語入力)をできるようにしてみることに。

ざっと調べてみるとfcitxとMozcの組合せが多かったのでまずはこれで試してみました。

■タイムゾーンを確認

>timedatectl status


デフォルトで東京になっていることを確認

■ロケール

・ロケールパッケージ追加


日本のロケール情報がなさそうなのでパッケージを追加(※画像はパッケージを追加せずにロケール設定をした後にコマンドを実行したところ3行エラーが発生している)

>sudo apt install locales-all

・ロケール設定

>sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"

>source /etc/default/locale

■フォント

参考サイトではIPAフォントをインストールする手順が多いようですがfc-listコマンドで確認してみるとGoogleがAdobeと共同開発したフォントファミリーのNoto Sansがインストールされてるようなのでとりあえず追加はしないでおきました。


fc-listコマンド結果


■Mozc日本語入力システム(IME)

・インストール

>sudo apt install fcitx-mozc

インプットメソッドフレームワークであるfcitxは既にインストール済(?)だったのかとくにインストールはしませんでした。

・環境設定

/etc/systemd/user/cros-garcon.service.d/cros-garcon-override.confに以下の行を追加

Environment="GTK_IM_MODULE=fcitx"

Environment="QT_IM_MODULE=fcitx"

Environment="XMODIFIERS=@im=fcitx"

・自動起動設定

使用しているウィンドウマネージャー(sommelier)の設定ファイル(?)に追加

>echo "/usr/bin/fcitx-autostart" >> ~/.sommelierrc


・再起動

シェルフのターミナルアイコンを右クリックしてLinux(ベータ版)を終了、再度ターミナルを起動

■fcitxの設定

fcitxの設定ツール起動

>fcitx-configtool

起動直後の画面

1行目のKeyboard - English(US)は削除(一行目を選択した状態で画面左下の"-"をクリック)してKeyboard - Japaneseを追加(左下の"+"をクリックしてJapaneseを選択)して1行目に移動させます
削除、追加、移動後の状態

・入力設定
日本語入力時にカーソルがある位置にリアルタイムで入力できるようにする設定、アドオンタブでAdvancedチェックボックスをオン


左下のAdvancedチェックボックスをオンにした状態

Fctix XIM Frontendを選択して”設定”ボタンかダブルクリック
”XIMでOn The Spotスタイルを使う(起動中は変更できません)”チェックボックスをオン
OKボタンをクリック

・補足1

fcitx-configtoolを起動した際に以下のエラーメッセージが表示
----------------------------------- エラーメッセージここから
hoto@penguin:~$ fcitx-configtool

(process:612): Gtk-WARNING **: 17:36:30.344: Locale not supported by C library.
        Using the fallback 'C' locale.
xkbcommon: ERROR: Key "<CAPS>" added to modifier map for multiple modifiers; Using Mod3, ignoring Lock
----------------------------------- ここまで

この時はロケールパッケージを追加しないでロケールを日本に設定したのが原因、起動はしたもののメニューは日本語表示せず

・補足2

----------------------------------- エラーメッセージはここから
xkbcommon: ERROR: Key "<CAPS>" added to modifier map for multiple modifiers; Using Mod3, ignoring Lock
----------------------------------- ここまで
CAPSキーが云々、CM3のキーボードは87日本語キーボードだけれどロケールでキーボードレイアウト設定をしていないのが原因かも、だた設定作業には支障なかったので今回は無視しました。

■動作確認

標準のターミナルからではLinux上の日本語入力が出来ないのでとりあえずGoogleが公開しているオープンソースブラウザchromiumをインストールして起動させた状態で日本語入力ができることを確認しました。


chromiumを起動してCtrl+Spaceで日本語入力に切り替わることを確認できまいた。

・補足

chromiumはターミナル上からインストールしましたがLinuxアプリにchromiumのアイコンが作成されていました。

>sudo apt install chromium 



日本語環境も無事整ったので次は開発環境

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